ペットの酸素ケアハウス・酸素ルームについて
ペット用酸素ケアハウスや酸素ルーム
- ペット用酸素ケアハウスや酸素ルームは、ハウスのサイズ(容積)に応じた
業務用クラスの酸素発生器(高濃度・大流量5~15L)が必要です。 - 酸素濃度・炭酸ガス(炭酸ガス蓄積)・換気・温度・湿度・環境(衛生)等、
一般の方が全てを調整管理するのはご家庭では非常に難しくなります。 - ルームと酸素発生器の最適化が必要で「危険と無意味」が隣り合わせです。
獣医さんに「酸素ルームが本当に必要かどうか?」 確認してください。
弊社は、20年前から酸素発生器、高気圧酸素カプセル、酸素ルーム、酸素ボックスを開発・販売しております。
動物用の酸素も個人様から動物病院まで、猫・犬・リス・モモンガ・ハムスター・モルモット・フェレット・プレーリードッグ・うさぎ・エキゾチックアニマル・競走馬等、多数ご相談を頂きます。
高気圧/酸素カプセル(動物も利用可)はカプセル内部を
完全密閉し内部気圧を高めると同時に排気をし
1.2~1.5気圧の高気圧環境を維持します。
その結果、溶解型酸素を増やして様々な改善を目的としていますが、人間用の酸素ハウス・酸素ルームは健康、リラクゼーション、室内の環境改善(酸素濃度低下改善)目的としてのご利用に過ぎません。
それが証拠に治療目的として酸素吸入や高気圧酸素療法は保険適応でございますが、医療機関等での酸素ルーム・ハウスは存在しません。
人間用の酸素ハウス、酸素ルームは容積が大きくなる為、非常に管理調整が困難です。また、部屋の隅々まで酸素濃度を上げている訳では無く、 椅子の近くなど人が居るその一部の空間だけを集中的に酸素濃度を上げています。
酸素吸入をすることが出来ない場所の酸素濃度を上げても無意味だからです。
人間用の酸素ルーム・
ハウスの場合
- 換気や温度管理も必ず必要となり完全に密閉することが出来ない環境でハウス全体の酸素濃度を上げる為には、 家庭用酸素発生器の場合では何十台も必要で酸素カプセルよりも高額になり最も効率の悪い吸入方法です。
酸素吸入の方法は3種類
鼻元で吸入する
マイク式酸素吸入器鼻の穴に直接入れる
カニューレ口元を覆う
マスク式
酸素吸入時には必ず外気(空気21%)が混ざり酸素濃度が低下する為、吸入口を直接又は出来るだけ鼻・口元に近付けて流量(勢い)2L/毎分・酸素濃度45%以上(推奨、最低体感基準)
で利用します。
酸素発生口から10㎝以上離すと空気と混ざり酸素濃度は殆ど上がりません。
「全体の酸素濃度を上げる酸素ルーム・ハウス」は、空間(空気中)に対して高濃度酸素を放出しますので
非常に無駄が多く最も効率の悪い酸素吸入方法となります。
疑問
ペット用の酸素ケアハウスや酸素ルームは
動物病院で使用されております。
それは何故でしょうか?
理由1
動物は人間と違い酸素吸入器を付けることは困難
基本的に、動物は人間と違い酸素吸入器を付けることは難しくなります。
カニューレは、鼻の穴にチューブを差し込む方法となり、マスクもヘッドセットも
理由2
動物病院を怖がる。環境の変化で落ち着きがなくなる。
動物病院は、以前に嫌な怖い思いをしたことのある場所として覚えていたり、家猫の場合は特に環境が変わる事で落ち着きがなくなったり、過敏になったりする子が多くなります。
理由3
強い風を怖がる・嫌がる。また、シューと風が出る音にも敏感。
酸素発生器の吸入器を口鼻に向けて酸素を供給する場合、口をすぼめて「ふぅーと息を吹きかける」のと同じで強い風を怖がる・嫌がる子も多くなります。
また、シューと風が出る音にも敏感です。
動物病院では不安定な子の為にどの様な体勢でも
強制的に酸素を吸入出来て中が見えるように
透明アクリル箱に酸素発生器を繋げた酸素ケアハウスや
酸素ルームに入れて酸素供給する考えになりました。
これはあくまでも体調が優れず、
環境が変わり不安定になる可能性の高い
「動物病院内」での話です。
ペットは大事な家族です。
1日でも早く改善して欲しい、少しでも楽になれば…と強く願い、
「どうしても酸素が充満したハウスに入れたい!」
- 酸素が充満した箱に入れると効果的なイメージがあるのは良く理解できます。
まずは、獣医さんに「酸素ルームで酸素供給が必要かどうか?」 確認してください。 - 単純に箱を密閉すれば濃度は上がりますが、同時に二酸化炭酸ガスが溜ります。
逆に通気性を良くすれば酸素濃度は上がりません。
酸素ケアハウスや酸素ルームは「危険と無意味」が隣り合わせです。

ご注意
- 抜け漏れなく全ての調整管理し最適化が必要です。
利用する動物の種類やサイズ(体積)と呼吸量によって、
ハウスのサイズ(容積)・通気設計の設計変更し、
酸素発生器の酸素生成能力(酸素濃度・流量5~15L)
も変更する「最適化」が必要です。
ハウスの通気口にクーラーや窓からの風があたるとすぐに酸素濃度が下がってしまいます。
酸素濃度低下を防止する為、お部屋の空調や空気の流れを考慮した 設置場所を選択し、動物をハウスに入れてから酸素流量と通気を調整し ハウス内を35%前後でキープ出来ることが重要です。
調整してもハウス内の酸素濃度が低い場合は、大型の酸素発生器に入替が必要です。
しかし、二酸化炭酸ガスの再吸入問題や酸素濃度・温度の管理設定も難しい酸素ケアハウスや 酸素ルームはご家庭での利用は獣医さんからの指示が無い限りお勧め致しません。
弊社には毎月、多数の動物用ハウスのメンテナンスや酸素発生器の修理点検の依頼があります。
連続運転によるポンプの機能低下やゼオライトの破損等で酸素が生成されておらず、 その殆どが酸素濃度が上がっていません。
- ハウス内を35%前後に安定的に長時間稼働させるには
連続運転対応の大型の酸素発生器(濃度90%・流量5~15L)が必要です。 - 酸素発生器の連続運転によるポンプ能力低下やゼオライトの破損は
最適化の中でも最も重要な酸素発生器の選択ミスです。 - 最も効率が悪い酸素吸入方法をなぜ選択するのか? 周りを囲う意味が有るのか?
獣医さんに「本当に必要かどうか?」を確認して下さい。
ご家庭で酸素供給される場合
お気に入りの場所で近くに大好きな飼い主様がいて、
流量(勢い)を抑えやさしく高濃度酸素を供給し
口鼻付近の酸素濃度を上げる事が、簡単でストレスを与えません。
最も効率良く酸素を取り入れることが可能で
『安全な呼吸の手助け』としても効果的な酸素供給方法です。
酸素の当りが柔らかく優しい「じょうご、マスク作り」
簡単に酸素マスクを作る「ペットボトル」編


- 口鼻周りの酸素濃度を上げる” 柔らかく優しい酸素供給”